―そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。―
※この記事は「シン・ウルトラマン」の感想です。ネタバレがありますのでご覧になる際は注意してください
最初に
というわけで公開日の夜に観に行ったのですが(だからこそか?)男比率高め年齢高め、つまりほとんどがおじさんでした。周りおじさんだらけでせっかくなんで私もおじさんの気持ちになって観賞。
郷に入れば郷に従え、私の好きな言葉です
自分ウルトラマンは通してちゃんと見た記憶はないんですが、子供のころバトルビデオ的なのを毎日見てたのとゲームをプレイしてたので、技と怪獣とかは知ってる程度。それでも十分楽しめました
BGM、効果音、演出 = 最高
一番最初にこれでしょう。冒頭の逆再生opの再現から一瞬で掴まれて、自分がゲームでよく聞いた効果音、BGM流れまくりです
逆にここを楽しめるかで今作の評価変わるんじゃないかレベル
個人的には特にゼットンの鳴き声と最後の最後でウルトラマンお馴染みのぐんぐんカットが見れたのは熱かった
メフィラス
いいですよね…こういうキャラ
嘘も言ってないし地球や人間も尊重してる、悪とも言いにくいけど自分たちが「正義」だとも思ってなさそうなのがGood
ブランコと飲みのシーンは人間(?)しか映っていないけど一番面白かったまである
一緒に観に行った友人(ウルトラマンは少ししか知らない)もメフィラスのキャラと戦闘シーンはかなり気に入ってました。BGMもかっこよかったしね
光の巨人ゾーフィー
人間が巨大化、つまりウルトラマンと同等な力を得ることが可能と知り危険と判断するゾフィー。人類絶滅のためにゼットンを起動する
正義の味方ではあるかもしれないが、地球人類の味方ではないようです
ゾフィー兄さん…あなたはクソだ
…と思っていたら
どうやら別(巨)人で、今作に登場したのは「ゾーフィー」らしいです(更に言うとゾーフィーとしてもちゃんと元ネタがあるっぽい)
どーりで劇中での発音も変だと思ったんだよね。ゾフィーすまん!
尻と臭いと巨大長澤まさみ
オーズサブタイトル
まあまず思ったのは今の時代にわざわざこんなシーンを流すんだなと
巨大化は置いといて、他二つはキモイかぞうじゃにゃいかで言ったらキモイし、ここいる?と思ったけど、不要なシーンは一切撮るな流すな!とも思ってないんでそこは勘違いしないでほしい
長澤まさみに対する熱い思いを、つーか"性癖"を感じました
他作品との繫がり?
竹野内豊の登場は一番驚きましたね。容姿もそのまま、ポジションも大体同じ感じ
そっから最後までシンゴジ要素あるんか?と身構えておりましたが、特に見当たらず
終わってからよく考えたら斎藤工もシンゴジで自衛隊役で出てたしあくまでファンサービス、スターシステムに過ぎないのかなーと
作中でもマルチバースという単語が出てきましたが、世界観的にはシン・ゴジラ、本家ウルトラマンとは並行世界(マルチバース)で繋がっている…かもしれない程度に考えとくとよさそうです
大"禍威獣"バトル
"禍威獣"とかいうネーミングセンス、最高か?!
しょっぱなから超高速で怪獣いっぱいドーーーン、画面に文字いっぱい出たときは「シンゴジ始まったな」と思いましたが実は結構違うよと言うのが今作品
というのも禍威獣の出番があんまりない。中盤からは外星人との話になりそいつらともバトる、けど人型で明確に知能を持っているので自分が考えてる怪獣とはちょっと違う
禍威獣の正体やなぜ日本にだけ現れるのかは比較的あっさり進められるので、シンゴジラの続編的内容または大怪獣バトルを期待してるとちょっとがっかりかもしれない
そういった意味では私はシンゴジの方が盛り上がる派手なシーンが多くて好きだったし、だからこそ一般受けしたのかなと思ってます
ただ怪獣モノとしては前作シン・ゴジラで十分楽しめたので制作側もわかってて変えているんでしょう。知らんけど
最後に
個人歴には上で述べたようにシンゴジの方が好きだっだ内容でしたが、たぶん「庵野秀明のウルトラマン」が合う人ほど評価が高くなる映画なのかなと思いました
―そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。―
この一言がほんとに『シン・ウルトラマン』を表してくれていると思います。私の好きな言葉です おわり